四万十遠征

そのB


朝早く起床した我々は車を南に向けて走らせた。
高速をとばし高知市へと向かった。
そこから西に転進し四万十川を目指した

二時間ほどで四万十川に出会うことができた
川に沿って下流方向に車を走らせた
適当なキャンプ地を発見し車を止めテントを設営した

四万十川は広かった

緩やかな流れを川をカヌーが下っていく
のどかな風景である

川で泳ぐことにした
真夏といえども水温は低く冷たい
やっとの思いで川につかりみんなで対岸向けて泳ぎだした

自然はあくまでも冷徹であった
冷たい川の水は体温をどんどん奪っていった
泳ぎなれた海と違い体が全く浮かない
対岸は恐ろしく遠かった
頭の中に恐怖が浮かんできた
四万十川にやられる・・・・・
あと少しで対岸というところで水が渦を巻いていた
体が飲み込まれる
やっとの思いで対岸にわたった
本気で死ぬと思った


しかしここであー無事に終わったとはいえない
なんせ、帰らにゃならん
どうしよう・・・・・・むなしい時間が過ぎていく
30分ほど考えた末に意を決して飛び込んだ
本日二回目の死との直面を果たし生還した
九死に一生スペシャルに出たい気分だ
相当疲れた

休憩をして夕食を取った
焼き肉はとてもおいしかった





飯を食った我々は眠りに早くも落ちようとしていた
三田とまささんは睡魔には勝てなかった
睡魔に勝利した私と吉田は手長エビ取りに興じることにした


手長エビの夜食を取り
我々は眠りについた
明日何が起こるか知らないまま